喫茶店のカウンターから

喫茶店で出てくるお冷のような、ついつい飲んでしまうブログをめざして。

喫茶店のカッコいい使い方 ①

見てくださってありがとうございます。

 

  喫茶店のカウンターから今日も自分の思っていることをぽつぽつと

話せていければ と思います。  

 

朝食はご飯の方が元気が出ますが、専ら楽なトーストにしがち。

どうも、おひやです。

 

さて、今回のテーマは「茶店のカッコいい使い方」第一弾。

個人的には喫茶店に行く目的なんて人それぞれだし、とやかく言いたくはないですが。

私がカッコいいなって思う、喫茶店の通な使い方をする方々がいらっしゃったので

紹介出来ればなぁと思いまして。

今回はカッコよかった男性について、語らせて頂きます。

 

 

昼過ぎ、カウンターでアイスコーヒー。

コロナが感染拡大する前、私は東京へしばしば喫茶店巡りの遠征をしておりました。

東京はビジネスマンが多いことから、老舗のいい喫茶店が数多く残っています。

からしたら「喫茶店の聖地のひとつ」と言っても過言ではありません。

 

とある夏場の昼過ぎ頃に、とある喫茶店のカウンターに座った時、

その男性はいらっしゃいました。

 

その男性は近くの会社で働くビジネスマンで、営業終わりで小休憩を取っているようでした。もちろん、その方とは初対面なので推測ですが……。

 

マスターは顔見知りなようで、ほとんどアイコンタクトで気づいたらアイスコーヒーが

男性のもとに出ていました。男性は声は発さず、会釈のみ。

カウンターに座っているのですが、マスターとも話す様子がありませんでした。

 

ただただコーヒーを飲みながら、くつろいでいる。

スマホをずっといじる訳でもなく、本も読んでいませんでした。

ただ何も言わず、アイスコーヒーを飲む。THE・昭和なビジネスマンな気がして。

めちゃくちゃかっこよかったです。

 

また、これをみて私は「あぁ、いいなぁ。この関係性。」とも思うのでした。

後々マスターから話を聞いたのですが、その男性は毎日、コーヒーを飲みに来ている

そうです。けどそれ以上何も無いそう。顔見知り以上にお互い知らないのです。

 

正直、私は最近の飲食店だとそういう、常連さんとの無言のやり取りをしないような

気がします。硬派だなぁとしみじみ感じてしまう、ワンシーンでした。

 

私は喫茶店が好きです。人が好きです。だからマスターと仲良くなりたい。

常連さんとも仲良くしたい、そんなタイプです。

しかし、本来の喫茶店ではマスターと常連さんとの間に会話なんていらないのかなぁ、

と思ってしまうのでした。

 

私が出会ってないだけで、日本にはこんなビジネスマンがまだまだ多くいるとは思います。けれど、カフェの方がコスパがよかったり、近くて便利だったり。

茶店離れが進んでいるのも事実。

こんな光景を見れなくなる日も近いかもしれません。

 

いかがだったでしょうか。喫茶店と括ってしまうのはよくないかもしれませんが

こういう「無言の信頼」みたいなものが生まれるのはやはり、喫茶店かなと思います。

そんな喫茶店の常連に、私もなりたい。

(おそらく私は仲良くなりたくて、たくさん喋りそうですが。)

 

 

今日はここまで。

最後まで見て頂き、ありがとうございました。